事業再生では、会社が再生に挑む原点がどこかを確認します。実態債務超過額の確定という作業です。私たち事業再生士は帳簿を精査しますが、そのとき在庫や売掛金のみならず、不動産も調べます。調べることで、たとえば帳簿上は1億円の価値を見ているが実際は5000万円といったように、実態債務超過額の金額にリアリティーが出るのです。金融機関と担保評価で見解が相違するケースがあります、結果として再建放棄の必要額の見積に影響があるからです。必要に合わせて不動産鑑定士と協働して、会社が真に必要な金融支援規模を確定させるお手伝いを致します。